1️⃣このシステムについて

樹木点検・診断システム」は、日本緑化センター(地上部の衰退度判定表)及び国土交通省の点検指針(案)に沿って、公園や街路樹などの樹木の健康状態を記録・診断するためのアプリです。

⚠️ 本システムの診断結果は目安です。倒木など重大な危険が疑われる場合は、必ず樹木医等の専門家にご相談ください。

このシステムでできること:

2️⃣アプリの始め方(インストール)
1
URLにアクセスする

案内されたURLをSafari(iPhone)またはChrome(Android)で開いてください。

2
ホーム画面に追加する(おすすめ)

iPhone:Safariで「共有」→「ホーム画面に追加」

Android:Chromeで右上「⋮」→「ホーム画面に追加」

🌱 ホーム画面から起動するとアプリのように使えます。
3️⃣画面の見かた
タブできること
📋 点検入力樹木の情報・評価・写真などを入力して保存する
📚 記録一覧保存済みの記録を一覧表示・検索・編集・削除・送信する
🗺️ 全体マップ登録した全樹木の位置を地図上で確認する
📖 判定基準活力度・健全度・総合判定の基準を確認する

※ 設定は「記録一覧」タブ内の各ボタン(⚙️ スプレッドシート設定 など)から行います。

4️⃣点検の流れ(全体像)
① 基本情報入力 → ② GPSで位置取得 → ③ 写真撮影 → ④ 活力度評価 → ⑤ 健全度評価 → ⑥ 腐朽菌記録 → ⑦ 総合判定・所見 → 💾 保存
5️⃣点検入力の手順(タブ①)
Ⅰ-1
基本情報を入力

樹木No.(必須)、調査日(必須)、天候、調査者(必須)、樹種名(必須)、所在地、樹高、幹周を入力します。

📍
GPS・地図で位置を記録

「📍 現在位置を取得」ボタンで自動入力。地図上のピンをドラッグして手動修正も可能です。

📸
写真を撮影・追加

「📷 カメラ」または「🖼️ アルバム」で写真を追加。写真をタップするとペン・矢印・テキストで直接書き込めます。

💡 木全体・根元・気になる部位の3枚を撮影するのがおすすめです。写真は端末内の安全な領域(IndexedDB)に保存されます。
Ⅰ-2
活力度(衰退度)を評価

17項目を 0(正常)〜4(枯死寸前) の5段階で評価します。各項目の ?マーク をタップすると詳しい解説が表示されます。

Ⅰ-3
健全度・危険度を評価
A 異常なし
B 軽微な異常
C 危険性あり
D 非常に危険

14項目を評価します。各項目の ?マーク をタップすると詳しい解説が表示されます。

⚠️ D評価がある場合は速やかに専門家へ報告してください。
📊
総合判定・所見を入力

自動計算されたA~Dの判定を確認し、所見・措置を記入して「💾 保存」します。

6️⃣記録一覧の使いかた(タブ②)

保存済みの点検記録を一覧表示・検索・編集・削除できます。

下部のボタンから、以下の操作が可能です:

📊 全件Excel出力全記録を様式付きExcelで出力
📦 JSONバックアップ写真を含む全データを保存(定期バックアップ推奨)
📋 一覧表Excel出力簡易一覧表をExcel出力
📄 CSV出力他システム連携用CSV
📂 JSON復元バックアップから復元(上書き)
🔗 JSONを統合複数のバックアップを重複除去しながらマージ
📧 メール送信アドレス帳付きメール送信
📊 スプレッドシート一括送信GAS連携でスプレッドシートに送信
⚙️ スプレッドシート設定GASのURL・トークン設定
🧹 無効記録削除破損データを一括削除
📊 SS済 バッジ:スプレッドシート送信済みの記録には青色の「SS済」マークが付きます。
7️⃣全体マップの使いかた(タブ③)

GPSで記録した全樹木の位置を地図上に表示します。ピンをタップ→「編集画面へ」で点検入力に移動できます。

8️⃣判定基準の見かた(タブ④)

活力度・健全度・総合判定の基準表を確認できます。より詳しい解説は以下のリンクから:

📖 詳細判定基準ページへ →
9️⃣データの出力・バックアップ
🔟🔗 JSON統合機能

複数の端末や調査者で別々に記録したバックアップファイルを、重複を自動除去しながら1つにまとめる機能です。

1
「🔗 JSONを統合」をタップ

記録一覧タブ下部の「🔗 JSONを統合」ボタンを押します。

2
統合したいファイルを選択

複数のJSONバックアップファイルを選択できます。同じ樹木Noのデータは後から読み込んだもので上書きされます。

3
統合結果を確認

統合後の件数が表示されます。問題なければ「OK」で保存します。

💡 複数人で手分けして点検したデータを1つにまとめるのに便利です。
1️⃣1️⃣📤 スプレッドシートへ送信(GAS連携)

現場のデータを事務所のGoogle スプレッドシートに送信できます。

⚠️ 事前にPCでのGAS設定が必要です。
```
1
Googleスプレッドシートを作成

Googleドライブで新規スプレッドシートを作成します。

2
Apps Scriptを設定

「拡張機能」→「Apps Script」→ 配布のコード(コード.gs)を貼り付けて保存。

3
ウェブアプリとしてデプロイ

「デプロイ」→「新しいデプロイ」→「ウェブアプリ」。アクセスは「全員」に設定。表示されたURLをコピー。

4
アプリにURLを設定

記録一覧タブの「⚙️ スプレッドシート設定」からURLとトークンを入力して保存。

5
データを送信

「📊 スプレッドシート一括送信」から全件・未送信・判定Dのみを選択して送信できます。各記録の「📊 SS」ボタンで1件ずつ送信も可能です。

```
1️⃣2️⃣📧 メールで送信

記録一覧タブの「📧 メール送信」ボタンから、データをメールで送信できます。

1
送信先を入力

メールアドレスを直接入力するか、「📒 アドレス帳」から登録済みの送信先を選択します。

2
送信内容を選択

一覧データ(本文)、JSONバックアップ、CSVファイルのいずれを含めるか選択します。

3
メールアプリで送信

「📧 メールアプリで送信」で端末のメールアプリが開きます。JSON/CSVファイルは事前にダウンロードして手動添付してください。

💡 アドレス帳に登録しておけば、よく使う送信先を簡単に選択できます。
⚠️ご利用上の注意
  • 診断結果は目安です。最終判断は専門家が行ってください。
  • C・D判定や危険木が疑われる場合は、行政や樹木医等の専門家に相談してください。
  • 本システムの利用により生じた損害について、開発者は一切の責任を負いません。
  • データは端末内に保存されます。定期的にバックアップをお願いします。
```

🔍 推論入力タブの使い方

点検データを保存した後、樹木医としての診断推論(原因特定・治療方針・優先度)を記録するタブです。報告書の「診断推論」欄として活用できます。

① 対象樹木の選択

プルダウンから記録済みの樹木Noを選択します。保存済みの推論データがある場合は自動的に読み込まれます。

② 診断根拠・観察事実

活力度・健全度の評価に至った具体的な観察内容を記録します。
例:「幹基部にベッコウタケの子実体を確認。打診音は空洞音。根張りが見えず、揺らぎあり。」

③ 原因推定・鑑別診断

主因から最も疑われる原因を1つ選択します。「その他」を選んだ場合は自由記述欄に記入してください。
鑑別診断には、除外した原因や要確認の事項を記録します。

選択肢主な症状・状況
腐朽(心材)空洞・打診音異常・子実体
腐朽(根株)揺らぎ・根元の隆起・貫入異常
根系障害(物理)舗装・転圧による根域縮小
根系障害(土壌)過湿・乾燥・通気不良
穿孔害虫クビアカ等による穿孔・ヤニ・木屑
葉・枝の病害褐変・斑点・枯損
気象害台風・雷撃・凍害
物理的損傷車両衝突・工事による傷
加齢・老木化樹勢の全体的な低下

④ 治療・処置方針

推奨する処置を複数選択できます。処置の具体的な内容(外科治療の範囲・施肥の種類など)は自由記述欄に記入してください。

⑤ 緊急度・対応優先度

🚨 緊急(即日):倒木・落枝の危険が差し迫っている場合。立入禁止措置と同時に実施。
⚠️ 早急(1週間):近日中に悪化する可能性がある場合。
📅 計画的(1ヶ月):年度内に対応が必要な場合。
🌿 経過観察:現時点では問題なし。次回点検で再評価。

⑥ 次回点検・フォローアップ

次回点検の推奨時期と、特に確認すべき重点項目を記録します。処置後の経過確認にも活用できます。

💾 保存・出力

「推論を保存」ボタンで点検データに推論情報を紐付けて保存します。
「テキスト出力」ボタンで推論診断書をテキストファイルとしてダウンロードできます。報告書作成の下書きとして活用してください。

⚠️ 推論データは点検データと同じ端末のローカルストレージに保存されます。JSONバックアップに推論データも含まれますので、定期的にバックアップを行ってください。